前の記事では、営業職3年目になって「営業向いてないかも」と思う理由について書いた。
売り込むことへの罪悪感。
社内調整や承認の多さ。
自分ではコントロールできないことまで責任を負う不安。
契約関係の仕事の窮屈さ。
こうやって書き出すと、営業が嫌いなように見える。
でも、実はそうでもない。
営業をしていて、「この仕事楽しいな」と思う瞬間もちゃんとある。
今回は、そんな私が今の仕事で楽しいと思える部分について書いてみようと思う。
新しい案件や可能性を見つけるのが楽しい
私が営業をしていて一番楽しいのは、新しい案件を探索しているとき。
例えば、
「この会社、うちの商品使えるんじゃない?」
と可能性を見つけた瞬間。
まだ具体的な案件になっていなくても、
「もしかしたら、この会社と何かできるかも」
と考えるのが楽しい。
市場を調べたり、会社を調べたりしながら、今まで知らなかったところに可能性を見つける。
そして、その可能性を実際にお客さんとの接点につなげていく。
「売上を取らなきゃ」と思って営業するより、
「ここ、何かできそう」
と考えながら動いているほうが、私はずっと楽しい。
2年前の営業活動が、今になって案件になっている
実際に、今「営業を続けてきてよかった」と思える案件がある。
その会社を最初に訪問したのは、私が新入社員だった2年前。
そのときに初めて会社説明をした。
その後も、半年に1回くらいのペースで営業活動を続けてきた。
毎回、大きな商談があったわけではない。
ただ会社を訪問して、話をして、つながりを持っておく。
そんな営業活動を地道に続けていた。
それが今になって、開発を巻き込む案件になっている。
うまくいけば、かなり大きな売上につながる可能性もある。
もちろん、まだどうなるかは分からない。
それでも嬉しいのは、単純に「大きな売上になりそうだから」だけではない。
自分が最初のきっかけを作れたことが嬉しい。
新入社員だったときに会社説明をして、そこから少しずつつながりを持ち続けてきた。
その小さな活動が、2年経って今の案件につながっている。
こういう経験をすると、
「営業って、こういうところは面白いな」
と思う。
展示会の説明員も好き
もう一つ、営業の仕事の中で好きなのが展示会の説明員。
展示会では、いろいろな人と直接話すことができる。
もちろん商品の説明をすることも仕事だけど、私が楽しいと思うのは、その先にある可能性。
「この人、もしかしたら新しい案件につながるかも」
「この会社、うちの商品を使えるかもしれない」
そんな新しい可能性を見つけられそうなところが面白い。
だから、展示会でただ商品を説明して終わるより、
「ここから何か始まるかもしれない」
と思える瞬間のほうがワクワクする。
私は営業が嫌いなのか、よく分からない
こうやって楽しい瞬間を書いてみると、自分でも少し分からなくなる。
「じゃあ、営業が嫌いなの?」
と聞かれたら、たぶん「分からない」と答えると思う。
新しい可能性を見つけることは好き。
自分がきっかけを作って、それが時間をかけて案件になっていくのも嬉しい。
展示会で新しい案件につながりそうな人と出会うのも楽しい。
でも、その一方で営業には、やりたいこと以外の仕事もたくさんある。
社内の確認。
承認。
契約関係。
細かい調整。
資料作成。
メール。
日程調整。
もちろん、どれも仕事をするうえでは必要なことだと思う。
「そんなの雑用だからやりたくない」と言いたいわけではない。
必要な仕事だということは分かっている。
ただ、
やりたいこと以外の“雑音”があまりにも多い。
せっかく「この会社と何かできるかもしれない」と思って動いていても、その周りにたくさんの細かい仕事がある。
その積み重ねで、本当にやりたいことに使える時間や気力が少なくなっていく。
「何が好きなのか」は、少しずつ分かってきた
営業を3年近く経験して、まだ「私は営業が向いている」「向いていない」とは言い切れない。
でも、自分が仕事の中で何にワクワクするのかは、少しずつ分かってきた。
私は、
新しい可能性を見つけること。
自分がきっかけを作ること。
誰かと一緒に考えて、そこから何かが生まれること。
こういうことが好きなんだと思う。
だから、今後仕事を選ぶときも、「営業か、営業じゃないか」だけで考えるのではなく、
「自分が好きな時間を、もっと増やせる仕事って何だろう?」
と考えてみたい。
今はまだ答えは分からない。
でも、3年間営業をやってきたからこそ、少しずつ自分の好きな仕事の形が見えてきた気がする。

コメント